(2006年07月01日)

中山清

文部科学省に働きかけ、中学では国語教科書の中に漢詩(名詩)の読み下し文にしたものを、2〜3年時に20首程度(五言・七言絶句)読ませる。高校ではそれらの原文での再読と、五言律詩・七言律詩の名詩の読み下し文5〜10首を読ませて、若いうちに漢詩の印象を植えつけておく。大字では教養課程として「漢詩つくり入門」の講義をなるべくとりいれてもらい、漢詩クラブの活動を推せんしてもらうようにする。

松村暁二

若者を漢詩作りに誘うのは容易なことではありません。ただ詩語集を翻閲するだけの漢詩作りは、表面の美を追い中身の無いエステの美顔だのと、それに心を馳せている少女のようなものであると思っています。そこで漢詩漢文を重視するとなれば、国家的なものでありましょうから容易なものではありません。

さて、私は戦後教育で漢詩漢文は全く知らない世代ですが、なぜかこの道に入り独学ながら四書五経に目を向け、未だ十分ではありませんが、漢詩漢文に没頭する者になったか、それは一人の漢詩人との出会いでありました。そこで先ずは、我々漢詩人が江湖の年少者と接触し、楽しく良き見本を根気強く見せることではなかろうかと思っています。

三浦尚司

福井国文祭で、三国高校漢詩クラブの活発な活動ぶりが紹介されました。担当された教師の熱意がこのような活動につながったと思います。このようなクラブ活動を、一校ずつでも増やす活動とともに、二校でも三校でも誕生した段階で、クラブ同士の交流の橋渡しを全漢詩連が行なうということで、将来の会員につなげるシステムづくりになると思います。

幸長生

  • 1.戦後の中学高校教育課程で、古典(特に漢詩)分野が少くこのことが若い人の漢詩に対する関心の低下であり、国語教育の改善を希望する。
  • 2.中、高校の国語教師は戦後生まれで、漢詩への知識がきわめて低い。これら教師への古典(特に漢文教育)学習の再教育が必要。
  • 3.昨年、福井県の三国高校で漢詩クラブ設立、毎月、山陽吟社の批正を受けている。(このような機運を大分県でも起こすべく、現在努力している)

横山啓子

漢文漢詩を復活させ、英語学習と同じ時間を、学校教育に取り入れたらよいと思います。英語に関する日本人の劣等感を克服する以上に、漢詩文文化を普及させればよいと思います。漢詩を作るところまでには、漢文の知識を深くする以外にないと思います。

吉丸克己

  • 1.最も身近な者は吟詠会会員の若い人です。浮岳は光霊流日本詩道会(宗家は故人)の機関誌を毎月編集しているが、会員数訳5000人、毎月4000部配布しています。
    若年会員の数はわかりませんが、200〜300人はいるでしょう。この会に吟詠指導者は数百人いますが、芸能としての詩吟が主で、漢詩の心を伝えることは不十分です。しかし漢詩の普及という点では、貴重な貢献はしていると思います。吟の指導者に如何にして詩を若い人に伝えるかが問題です。
  • 2.中高の国語の教師で、詩吟を学ぶ人はきわめて少ない。漢詩に興味が少ないのでしょうか。東瀛滄浪詩会の幹部会員で、作詩指導もできる高校長経験者は4人います。
  • 3.高校長経験者が私学に移り、吟詠を奨励している例もあります。このような手づるをたどれば、何程かの貢献になると思います。
  • 4.吟詠会の役員でもあり、漢詩の指導も引き受けていますが、作詩指導までは届きません。しかし、入門者は絶えません。

無名氏@

中学・高校で今より多くの、やさしい漢詩を教材にしていただきたいと思います。我が家の孫が高校から帰って、学んだ漢詩を感銘深く楽しく話題にしました。若い感性により多く学ぶことは、より深く理解できて記憶にとどまることと思います。

無名氏A

  • 1.漢詩への興味をもつことは、そのキッカケとなることが必要。まず、朗読ということに着眼して“漢詩のふるさと”の放映を好しとする朗読の優劣を競うコンテストの立ちあげを試みる。会場作りから気をつかう。
  • 2.朗読の延長線上に自作の詩を発表するという機会を得るならば、と考える。(作詩のアドバイザーとして相互に協力)

無名氏B

国語の授業を増やすことはどうしても必要なことです。

  • 1.小中学校の教科書に読み下し文で絶句を掲載する。
  • 2.高校の入試問題には漢詩漢文の問題を出題する。
  • 3.文化系大学の一般教養科目の中にて、五言、七言絶句の学習をさせて暗記させる。
  • 4.対語や対句遊びのようなゲームソフトを作って、子供も大人も楽しみながら漢詩に親しめるようにする。

無名氏C

古来の名文を多く教材にいれる。副読本にして親しんでもらう。詩吟から作詞へと進む。