(2006年10月01日)
座談会『若い世代へどう迫る?』
石川、中山、福原、菅原、窪寺、浅岡、住田、岡崎

地道に会員をふやそう

─ アンケートの中に、和漢辞典がほしい、という声がありました。

石川 そう、あれば便利ですがねぇ。

住田 河井酔荻「詩語辞典」はある程度、和漢辞典になっていますけれど、われわれが知りたい和語から漢語がでてくるかというと、必ずしもそういかない。とくに、動詞がないに等しいのが困りますね。浅岡さんが今、一生懸命に作ろうとしていられるようですが。

石川 大漢和辞典のおしまいの索引、とくに訓の索引がある程度、和漢辞典として役に立ちます。

住田 漢詩をつくる上で本当にほしいものはないわけだから、われわれ漢詩連盟で作っていかないきゃいけないんでしょうね。そういう使命があると思う。若い元気のいい人をどんどんひっぱり込んで、ぜひ作りたいものです。

菅原 漢和辞典の逆引き辞典もぜひほしいものの一つです。パソコンではあるんですけれど。

住田 漢和辞典の冒頭に、韻字表のグループの言葉の索引を大きくまとめて出してもらえると便利です。

─ 全日本漢詩連盟の財政基盤はまことに貧弱で、これを何とかしなければならない、というのが最大の問題です。

住田 だいたい会報を年4回、「扶桑風韻」を年1回出せば、ほぼ資金が底をつく、というのが現状です。

窪寺 地道ですが、会員をふやす、ということが第一です。

─ 窪寺先生の会報の原稿「起承転結」などずっと連載してもらい、小冊子にまとめて販売できて大いに儲かれば、と夢のようなことも考えます。

石川 最初に言ったように、やっと今、漢詩にとっていい風が吹いてきた、というのは事実なんです。国民文化祭の漢詩大会、二松学舎のCOE(日本漢文学の世界的拠点)、藩校サミット、私の漢詩の達人行脚、今年も12月までこれから相模原、大石田、八代の学校で講演することになっています。1年に5回位やっています。こういううねりを大事にしていきたい。