(2006年04月01日)

ホームページ3年の歩み

常務理事  福原 愛弘

 漢詩連盟も発足して早や3年を閲し、最近は組織も拡充してきて、真にご同慶の至りです。

 連盟発足直後、ホームページも欲しいとの声が上がり、私が中心になって立ち上げるように、との関係の方々の声に押されてお引き受けし、今日まで6回更新を行なってきました。

 概観するに、石川会長による毎回の四季通信(上杉謙信…九月十三夜/管茶山…冬夜読書/広瀬淡窓…桂林荘雑詠/永井荷風…墨上春遊)には、茨城県漢詩連盟に因んだ霞ヶ浦の帆引き船に始まり、服部副会長・永井理事・奥田理事のご協力を得て、福井に於ける国民文化祭に因んだ永平寺周辺の四季を取り上げた表紙画と詩題に加え、お勧めの一篇として春暁…孟浩然(窪寺)/勧酒…干武陵(岡崎)/山亭夏日…高駢(中山)/無題…唐李神(川久保)/新嫁娘…大建(大地)/哭晁卿衡…李白(浅岡)など充実した内容と共に愉快な内容も伴った一文を皆さんにご披露することが出来、大変嬉しく思っています。

 皆さん夫々の持ち味を存分に発揮して、執筆して頂いたご厚情に深謝申し上げますと共に、今後益々の内容の充実と、一層の新鮮味を感ずるよう執筆を御願いし、筆を擱きますが、今を去る50数年前、私が漢詩を習い始めた最初のお師匠(松籟石塚三郎さん)の漢詩(当時唯一の漢詩専門誌「東華」に掲載されたもの)をご披露して、ゆっくり鑑賞致しましょう。

日昇東海瑞雲濃 日は東海に昇りて瑞雲濃やかなり
山帯彩霞霊秀鍾 山は彩霞を帯び 霊秀鍾[あつ]まる
絶愛蘭槽漂碧玉 絶愛す蘭槽には碧玉を漂わせ
巌頭仙客似蒼竜 巌頭の仙客は蒼竜に似たり。

(評)土屋竹雨曰 海山佳景。 泉石幽致。才筆写出。使人恍然神往。

(この詩は箱根小涌園にある湯之花荘に寄せられた七言絶句で園内に詩碑があります。)