(2009年01月01日)

漢詩と携帯電話

二松学舎大学三年  井上 功太郎

 携帯電話の普及率は高く、我々学生の内で、持っていないひとを探すことは困難を極める。

 一方で、二松學舎大学の「漢詩コンクール」をはじめ、様々な所で学生に対する詩作の普及活動が盛んになりつつあるが、学生間で漢詩を作っているひとを探すのは、携帯電話を持っていないひとを探すより、難しい。

 かくいう私は、携帯電話を持ち、漢詩も稚拙ながら作っている。私は、作詩において、携帯電話をメモとして手帳代わりにし、メールで友達と詩を送り合っている。

 もちろん、縦書き、横書き、携帯電話で表示できる漢字の圧倒的な少なさはあるとしても、携帯電話と漢詩作を上手に連関させていくことで、学生にも、漢詩は取っ付きにくい、といった印象を払拭させることができるのではないだろうか。

 短歌のように携帯電話を使って投稿する機会を設ければ、情報に敏感な学生は興味を持ってくれるはずだ。

 学生とは、非常に創作意欲や、自己表現に溢れている。ならば、彼らの身近なところから、漢詩作を広めていけば、漢詩界の未来は明るいと思う。