(2010年08月15日)

ルールを学んだらすぐ実作

福井県三国高校漢詩部の活動
張籠二三枝

本校の漢詩部は、国民文化祭・ふくい二〇〇五開催の折、地元三国が漢詩部門の会場となったのを縁に、創設された部活動です。新学期の新人勧誘のポスターでも、伝統を作りつつある部であることをアピールしました。

県内の漢詩人の方々のご指導や、漢詩文化振興会の先生方のご支援で、少人数ながら、精一杯に活動しています。他の部活動を兼ねている部員も少なくなく、補習や委員会活動などもあり、全員参加の例会は、週一回と決めています。

放課後の図書室を活動場所に、各自が随時、活動し、顧問がもし手空きなら、ちょっとした助言を加えるという、緩いスタイルが基本です。

絶句についてのごく初歩的な決まりだけ飲み込んで、すぐさま実作に取りかかるという、とても荒っぽいやり方なので、同字重出も四字目の孤平も、出てきたところで、ダメを出し、学んで貰うことになります。

漢詩部なのに、なぜか漢字が大の苦手という部員もいたりするのが不思議なところで、しかも彼の作品が、入賞したりしてしまうから、部員一同、刺激を受けて、やる気を燃え立たせたりしています。

創設の年、京都詩仙堂を表敬訪問したのに始まって、毎年、吟行を企画していますが、今年は遷都1300年の奈良を訪ねる予定です。顧問としては、漢詩部の活動を核にして、古典や伝統、文芸全般への広い関心と敬愛が培われればと思っています。