(2003年07月01日)

〈愛媛県〉

詩心、扶桑に洽[あまね]
伊藤 竹外

 ささやかながらも愛媛漢詩連盟を昭和62年に発足せしめましたが、爾来、愛媛県文化祭の一端を担い愛媛漢詩大会を年々開催し、県市行政より積極的なご支援を得て追々と充実し、今日18吟社200名に発展しました。その会員の大半は吟詠会員であります。

 一方、吟詠剣詩舞界は戦後各地に次々と組織の充実を図り、昭和43年に財団法人・日本吟剣詩舞振興会が設立せられて以来、全国50都道府県連盟約50万人の吟詠人口に発展しました。今それらの指導者たちはその素材たる漢詩の勉強の必要性を知り、難解にして深遠なる漢詩文学に取り組みつつあります。

 ただ、この切実なる要望に対し漢詩指導者は全国的に極めて少なく、応えられていないのが現状であります。

 この時、全日本漢詩連盟が発足し、組織の連繋を図り、指導者の使命観を促し、漢詩文学挽回への希望を与えいただいたことに感謝するところであります。

 尚、愛媛県より発信して昨年四国漢詩連盟を結成して第一回の四国漢詩大会を開催し、今年第2回目の大会を香川県連盟主催において盛会裡に開催いたしました。この詩心の餘韻が更に扶桑に洽く拡ってゆくことを念願してやみません。