(2008年04月01日)

北京五輪の馬術への期待

原釆蘋(猷[みち]「美人調馬」
中山 清

 北京五輪の馬術競技に日本から67歳の法華津[ほけつ]さんの出場が決まって、今から活躍を期待しています。そこで好きな詩としては、江戸末期の女流の一首を擧げます。

    美人調馬  原釆蘋[さいひん](猷[みち]

黄金之埒弄新リ 黄金の埒[らち] 新晴を弄す
玉手探鞭舞影軽 玉手 鞭を探[さぐ]り舞影軽し
汗血犹知惜春色 汗血犹 春色を惜むを知り
四蹄總避落花行 四蹄總べて落花を避けて行く

大意、 雨あがり 垣根きらきら金色に / 玉の手軽く鞭ふって 乗り手舞うよう軽やかに / 駿馬も春を惜しみつつ 落花を踏まず駆けてゆく

 才氣走った作者自身が馬に乘っている姿が思い浮かびます。馬は優しい動物で、私が障碍を乘り越えて落馬した時も、四つもある蹄が私を踏むことはありませんでした。