(2008年04月01日)

50年余り前の出会い

石塚松籟の七言絶句
福原 愛山

 今から50年余り前、野口英世記念館本部に石塚三郎理事長を訪ねたことが私の漢詩に親しむ動機付けとなった。

 戦時中、陸軍幼年学校に在校し、夏休みの宿題で和歌を作り、全校生徒180人中一番となった。全校生徒の前で私の和歌を披露されたことが、何よりの励みとなった。

戦後新宿内藤町に住んでおられた石塚三郎氏(当時同本部理事長)を訪ねその謦咳に接し、漢詩のご指導を受け、爾来井上万寿蔵氏(当時交通博物館長)や二松学舎大学有識者から多くのことを学び今日に至っている。当時唯一の東洋文芸誌であった“東華”。や“言永”、最近では二松詩文を購読し、刺激を受け余生を楽しんでいる。

私の好きな漢詩としては、何よりも先ず石塚先生の漢詩を挙げたい。

日昇東海瑞雲濃
山帯彩霞霊秀鐘
絶愛蘭槽漂碧玉
巌頭仙客似蒼龍