(2008年11月15日)

中国四川の大地震の詩

「現代詩手帖」と「中華詩詞」に見る

「現代詩手帖」(思潮社刊)8月号が、「いま詩の力とは何か四川大地震を前に」という詩集を組んでいる。日本の詩人の辻井喬、谷川俊太郎、大岡信、吉岡剛造…、中国の詩人駱莫、芒克、田原…などが力を合わせて救援活動に立ち上がっている。

詩人有志の意向をうけて呼びかけてきた『四川大地震救援募金』と、被災者への呼びかけや地震災害をテーマとした『詩と散文の募集』は、多くの詩人、詩の読者の方々にご賛同いただき、6月末日をもって終了しました。

救援募金=3,869,210円

詩と散文=209篇

救援募金は509人、詩と散文は171人の方に寄せていただきました。…と、特集の中で報告されている。

調べたわけではないが、詩人たちがこんなに迅速に災害救援に立ち上がったのは、はじめてのことではないだろうか。

谷川俊太郎さんの詩「蟻と蝶」「蟻たちはその小ささによって生き残った/蝶たちはその軽さによって傷つかなかった/しなやかな言葉もまた大地震に耐えるだろう/だが今は言葉を慎んで私たちのうちなる沈黙の金を/四大に伏した者たちに捧げよう」をトップに、たくさんの詩、散文が掲載されている。

中国から送られてきた「中華詩詞」7月号にも、四川大地震についての古典詩が特集されている。

心共杜鵑到?川  張居仁
地?山崩轉瞬間
攸関生死夢魂牽
救災義重同援手
?難情殷可泣天
慨贈涓涓含泪血
豪書犖犖併涙篇
災屏風雨猶懸望
心共杜鵑到?川

向五・一二地震傷者致意  童?
奈何天罰降無辜
搶地聲聲哭婦孺
自愧書生無所用
争将熱血献災区

哭?川  周道溥
三十年前舊唐山
三十年後又?川
舊鬼新魂同一哭
人間例是咒蒼天