(2009年11月15日)

ユニークな発想の作品も

茨城県漢詩連盟  吉澤鐵之

「常陽風雅」

茨城県漢詩連盟(以下、茨漢連)が発足して六年。そして茨漢連漢詩集「常陽風雅」も第六号を発刊する事が出来ました。そもそも、全日本漢詩連盟が結成された頃、国民文化祭が5年後に茨城で開催されると聞き及び、無理矢理に近く、慌てて茨漢連を作った感があります。

しかし、国民文化祭という明確な目標があった事が会員の大きな刺激となり、まるで学校時代の試験課題の様に、漢詩作りを覚える事が出来ました。その甲斐あって、国民文化祭へは茨漢連として百首程の参加をする事が出来、また充分な入選と入賞を頂く事が出来ました。

しかし、残念ながら年々、「常陽風雅」への投稿
数は減少しているのが現実です。その理由を考えてみますと、

@漢詩を現代の人が作るには、教材が古過ぎて理解出来ない部分が多過ぎる。中学生でも理解出来るぐらいの易しい教材が欲しい。

A漢詩を上達するには、古典や先輩の詩の鑑賞は必要不可欠ですが、その解説書が難解であったり不親切であったりする。

更に、提案として、作品の審査をする際「努力賞」というのを設けて頂けないかという事。その中味は多少風雅に欠けていたとしても、ユニークな発想の作品として拾ってあげられないかと。俳句に対しての川柳がある様に…。

また、お願いとして、「扶桑風韻」の課題を長期的に発表して頂けないかという事。初心者が多く、年に数度の会合しか出来ない茨漢連にて作詩・添削という時間を考えるに、かなりの準備期間がないと出来ないのが現実です。

兎も角、茨漢連は国民文化祭という大きな目標を過ぎて、今大きな岐路に立っています。次なる目標を如何にして持つ事が出来るか……それが大きな課題であると思います。