(2007年06月03日)

江戸の漢詩・江戸の心

第6回四国漢詩連盟香川大会

香川漢詩連盟会長  広谷 青石

風薫る平成19年6月3日 香川県高松市高松サンポート第一小ホールに於て「第六回四国漢詩連盟香川大会」が開催され、全日本漢詩連盟会長石川忠久氏を初めとして、徳川家18代当主徳川恒孝氏、高松松平家14代当主松平頼武氏、漢字文化振興会の白石宗晴氏の諸先生の来臨を仰ぎ、成功裏に終わった事を先ず報告いたします。

懐えば平成9年、国民文化祭の漢詩部門に香川県が始めて参加して10年となります。此時先ず斯文会の石川忠久先生に相談、現在の国民文化祭に対応する輪郭が出来上がり、次に愛媛県の伊藤竹外先生を中心として四国漢詩連盟が成立、続いて全日本漢詩連盟が結成されたという経過があります。

国民文化祭では、香川の後を受けて、群馬県、鳥取県、福岡県、福井県が名乗りを挙げ、来年は茨城県の開催が決定しており、更に岡山県、京都府などが予定されていると聞いて居ります。四国漢詩連盟では、愛媛、香川、高知、徳島の順で毎年開催され、昨年から二タ廻り目に入り、今年が第六回となった訳です。

当日は10時開場、10時40分式典、この度の投稿詩約300首の中、知事賞の門屋竹姚氏以下、高松市長賞、教育長賞、全日本漢詩連盟会長賞、四国連盟会長賞、香川県漢詩連盟会長賞などで、以下秀作賞12首、入選30首外全作品を作品集に掲載しました。

午後は、一般公開とし入賞作品の舞台上演を行い、香川の吟咏家、詩舞家の協力をいただきましたが、圧巻は講演会で、石川忠久氏の「大江戸の詩人たち」徳川恒孝氏の「江戸の仕組みと心」と題して大江戸の世界へと誘われ、更に又、徳川恒孝氏松平頼武氏及びコーディネーターとして白石宗晴氏の鼎談が行われ、入場された方々に大いなる興味を喚起いたしました。

斯くして、他の漢詩大会とは一味違った大会になったと信じております。そして来会の皆様には時は6月、処は高松駅前の新装成ったサンポートを背景に、深い感動と興趣を心に銘して戴いたと共に、日本の漢詩の原点を垣間見ていただけたと自負している次第です。

香川県知事賞
犬山城   愛媛  門屋 竹姚
故壘摩天抽翠峨
誰稱白帝犬山阿
暁雲杲杲浮城郭
斜照溶溶巡大河