(2008年05月25日)

四川大地震の義援金贈呈

日中友好詩書交流会武漢展で

常務理事  菅原 有恒

今回の武漢展訪中団は、弊会評議員の石川芳雲先生(日本書道学院長)を団長とし、並びに山本千洞先生(墨千社主宰)他を幹部団とし、総務幹事をはじめ総勢21名により結成し、平成20年5月25日から31日までの7日間、重慶武漢上海と廻ってまいりました。

今回は、長江三峽クルーズを中心とした白帝城、三峽(瞿唐峽・巫峽・西陵峽)の遺跡を遊覧してまいりました。李白、杜甫、白楽天、崔など数々の名詩が詠まれています。来年6月の三峽ダムの完成によって、長江の水位が175メートルも上がってしまうため、かなり唐代の状況とは変わった風景になってきております。

今回の武漢展には、中国側より北京から中国書法家協会趙長青副主席秘書長、林岫副主席、蔡祥麟外聨部主任など先生方、地元湖北省から張昌爾湖北省委員会常任委員・宣伝部長、梁清章湖北省書法家協会主席などの先生方、党、人代、政府、文聨、書協等の指導的幹部多数のご出席を得て、開会式、中国側の歓迎祝賀午餐宴、日本側の答礼晩餐宴、第四回詩書談論会並びに展覧会の開催等々、成功且つ盛大に開催され、所期の目的を達成することが出来ました。

日本の文化、中国の文化の良いところを取り入れ、相互に補完完結しながら新しい時代の詩と書のあり方について一つの提案をしたように思います。

今回の武漢展には、日本側108点、中国側112点計220点の力作が中南民族大学美術館に展示され、人民日報、地元の武漢日報にも、大々的に掲載され報道されました。また、開会式においては、5月12日に起きた四川大地震に対して義捐金の贈呈が、日本側の日中友好自詠詩書交流会から中国側へお渡しするという特別な任務と重要な使命を果たすことが出来、中国書法家協会・湖北省文聨から「愛心書法の使者」という感謝状(プレート銘板)を頂戴しました。

展覧会と並んで目玉である詩書談論会は4回目を迎え、中国側は熱心に受け止め、3時間余の時間の中で熱烈な談論が行われました。談論会は日本側、中国側共に詩及び書について各々1名により発表されました。

中国側の林岫女士から全日本漢詩連盟の設立に触れられ、中国でも、沈鵬先生、劉藝先生を顧問に統一の連盟を作る動きがあることを表明されました。小職も全日本漢詩連盟事務局長の立場から設立と交流について歓迎の意を表明しました。

明年は、この日中友好自詠詩書交流展も20回を数え、北京と東京で記念展と詩書論壇会(或は詩書講演会)が開催される予定です。中国側も全国から発表を募ると張り切っています。日本においても、同様の主旨がいずれ伝えられましょう。今から大いに期待しております。