(2009年05月24日)

新時代の詩と書を求めて

日中友好自詠自書交流会・訪中報告

常務理事  菅原 有恒

この度、第二十回日中友好詩書交流展北京展訪中旅行を無事終えましたので、ご報告させていただきます。

この交流展には、全漢詩連の石川会長、服部副会長、窪寺常務理事も名誉顧問として名をつらねておられ、ほかに多数の役員・会員が参加しております。

今回の北京展訪中団は、全漢詩連東京都連の富樫翠雲(一楊漢詩会主宰)を団長とし、幹部団、総務、幹事をはじめ総勢廿八名により結成し、平成21年5月24日から30日までの七日間、北京・瀋陽・集安・大連と廻ってまいりました。

瀋陽故宮・遼寧省博物館・高句麗古代遺跡世界遺産・好太王碑・鴨緑江・大連を遊覧して来ました。アカシアが何処に行っても満開でした。

今回の北京展には、中国側より北京から全国政協李金華副主席、中国書法家協会趙長青副主席秘書長、地元北京から譚志剛北京市宣部区委員のほか、党、人代、政府、文聯、書協等の指導的幹部多数のご出席を得て、開会式、中国側歓迎祝賀午餐宴、第五回詩書論壇会並びに交流展覧会の開催等々、成功且つ盛大に開催され、所期の目的を達成することが出来ました。

日本の文化、中国の文化の良いところを取り入れ、相互に補完しながら新しい時代の詩と書のあり方について一つの提案をしたように思えます。今回の北京展には、日本側151点、中国側119点計270点の力作が玄黄芸術館及び大觀園展示場に展示され北京、人民日報、地元の北京日報、にも大々的に掲載され報道されました。

今回は二十回を記念して、「詩書東方-当代詩書大蘭亭」と称して、日中両国から古詩名歌を詩吟朗誦などで披露し、且つ、紅楼夢で有名になった大觀園を舞台に吟行し、即興の自作詩書を席書し披露し、「詩書合璧賞」と称して、役員を除く五名に授与されました。

また、展覧会と並んで目玉である詩書論壇会は五回目を迎え、三時間余の時間の中で熱烈な論議が行われました。論壇会は日本側は詩書各一名、中国側は詩について公募により入賞した上位三名の方が発表されました。また、意見も活発に交換されました。

その題目は下記の通り。

@林若夫・広東省民族文化研究会副会長:「近代における格律詩の発展と生存の認知」

A菅原有恒・日本訪中団総務(清真会常務理事/全日本漢詩連盟常務理事)「詩書両輪考」

B陳智・安徽省青年書協副主席:「陶潜と王維の田園詩の比較研究に関する問題」

C安藤豊邨・日本訪中団総務(日本刻字協会理事長・毎日書道界評議員)「漢隷起筆に見られる瘤についての考察」

D王大中・山東省書協学術委員:「現今文化の下での詩創作の勧め」