(2004年10月30日)

プレフェスティバルは盛況
  国文祭ふくい2005へ!

福井県漢詩人協会  南出 慎一

平成16年10月30日、福井県三国町文化未来館に於いて「東尋坊 怒濤の詩情風雅の集い」のテーマのもとプレ大会が開催され、雨模様の中、170名余の聴衆を前に、全日本漢詩連盟常務理事 窪寺貫道先生に「漢詩の常識と現代日本人の漢詩」という演題でご講演を賜わりました。

会場には、漢詩に馴染みの薄い一般人の入場者も多数おられたので、先生は漢詩の歴史や型式等、初歩的なことから判り易くお話をしてくださり、続いて過去の国文祭の優秀作品について作詩のポイント等を混えながらの解説と、余談としてNHK大河ドラマの主役、近藤勇の詩をユーモアたっぷりに話され、会場では頻りに頷く様子が見られ、万来の拍手のうちに閉会致しました。窪寺先生には、素晴らしいご講演を頂き、本当に有難うございました。

アトラクションとしては、森春濤が当時北前船で栄えた三国湊を詠んだ「三国港雑詞」等を吟舞や書道、華道等を加えた詩吟で披露し、最後に三国節を踊って、大いに会場を沸かせて閉幕しました。

また、同時にギャラリーでは、県漢詩人協会会員の創作漢詩展が開催され、35首の作品を展示し、こちらも非常に盛況でした。特に今年5月に発足した三国高校「漢詩クラブ」の生徒さんの作品に注目が集まったようです。 



挨拶する永光龍さん

想えば6年前、県内漢詩界では、唯[ただ]一人の指導者であった永[えい]光龍先生を中心とした越風吟社が設立され「福井県で漢詩大会を開こう!」という大きな夢をもって、早くから県庁や各市町村を尋ねて漢詩大会開催をお願いして廻り、更に、県内全域の漢詩愛好家に参加を呼び掛けて、大会の受皿としての「福井県漢詩人協会」を設立、ようやくこのプレ大会を迎えた訳ですが、当日幕が開いた時は会員一人一人が、まさに「山を動かした愚公」の如き心境ではなかったかと思います。

平成17年10月、いよいよ本大会を迎えるにあたり、福井県、特にこの三国町を漢詩文化の発信地とすべく、一人でも多くの会員を募り、さらに全国各地からご参集くださる皆様に、ご満足してお帰り頂くことが出来ますよう一同決意を新たにした処でございます。

全国漢詩人の、皆々様の本大会へのご参加と、ご支援を心からお願い申し上げます。