(2009年02月15日)

千波湖と梅の思い出

鹿児島ラサール中学一年 若年者奨励賞  古川慶顕
   偕樂園   偕楽園[かいらくえん]
超然聳立好文亭 超然[ちょうぜん]として聳立[しょうりつ]
  好文亭[こうぶんてい]
吐玉冷泉欹耳聽 吐玉[とぎょく]の冷泉[れいせん] 
  耳[みみ]を欹[そばだ]てて聴[き]
紅白梅花千歳馥 紅白[こうはく]の梅花[ばいか] 
  千歳[せんざい]の馥[かおり]
仙湖一望萬民庭 仙湖一望[せんこいちぼう] 
  万民[ばんみん]の庭[にわ]

ぼくは前年のプレ大会で若年者奨励賞をいただき、今年も出すことにしました。前年の作品がぼくの処女作で、今回は2作目となります。若干、中身が似ている句もありましたが、表現方法のちがいには実力の差を見せつけられてしまいました。 

さて、今回の作品ですが、これの元ネタはぼくが幼かったころの散歩道です。

小学生までぼくは偕楽園にとても近いところに住んでいたのです。常盤線をまたいで千波湖側から偕楽園をみると、なかなか重みのある好文亭があります。

そこで、園内に入っても、好文亭に行くには山をのぼらなくてはなりません。山をのぼっている途中にあるのが吐玉泉なわけです。

三大名園の偕楽園で梅が多くきれいであるのは、みなさんのご存じの通りです。そこまで来て自分が来た方向を見れば、なんと千波湖が一望できるわけです。

小さいころ何もわかりませんでしたが、あの千波湖とまわりの梅は美しいと感じていました。

ちなみに明治ごろまでは、千波湖は今の四倍の面積を持っており、まわりはのどかな田園風景がひろがり、梅の木の量も今より多かったと言われています。

これらを作らせた斉昭や、ここでのんびり時をすごしていた人々はこの景色をさぞ美しいと思ったことでしょう。

工夫についてはほとんど思ったままストレートに書いたので特記するものはありません。

このたびはどうもありがとうございました。