(2009年10月17日)

初の全日本漢詩大会華やかに

1都6県の漢詩連盟協力のもと

初めての試みとなる平成21年度全日本漢詩大会は、10月17日(土)午後1時より、二松学舎大学九段校舎中洲記念講堂で、約200名の人たちが集まり、賑やかに開かれた。

冒頭、石川忠久会長が「初めての全国大会が全漢詩連主催、東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、群馬、茨城の各漢詩連盟の協賛、文化庁、東京都、漢字文化振興会の後援で開催することができたのは画期的なこと。世の中全体でみても、漢詩文はいい方向に向っている。たとえば、藩校サミットも今年で8回目。江戸時代には272の藩校があったので、このサミットが広まっていけば、大きな全国的な動きになり、漢詩文をやらなければならない、という意識が多くの学校関係者にも高まってこよう」と力強い挨拶があった。

つづいて、一般公募した七言絶句(課題「月」及び自由題)561首の中から、文部科学大臣賞の關谷則さん、全漢詩連会長賞の中山正道さん以下特別賞受賞者の表彰、そのあと清水蕗山さんの尺八、根津章伶さんの琴にあわせ、受賞作品を各県連推薦の吟詠家による朗詠、また、金中さん、白希智さんの中国語による朗誦も行われ、会場は華やかな空気に包まれた。

参加者の記念撮影のあと、会の最後は石川会長の講演「三島中洲と大正天皇」でしめくくられた。

大正天皇は明治29年3月、侍講となった三島中洲との運命的な出会いにより、熱心な漢詩作りが始まったとし、いくつかの「秀作」が披露された。

夕方からは東京が一望できる13階ラウンジで懇親会が開かれた。席上、石川会長の大会を祝う詩、それに次韻した窪寺貫道常務理事の詩が披露された。

     石川岳堂
詩風傳播到蜻洲
今日一千三百秋
猶有彬彬游藝士
相期相集御溝頭

     窪寺貫道
禹域詩傳東海洲
幾朝興廢閲春秋
如今奎運將蘇處
雲集?盟帝闕頭

この二篇の詩を住田笛雄常務理事が吟詠し、やんやの喝采を浴びた。アルコールも程よくまわり、賑やかに華やかに?盟の交流がつづいた。



全日本漢詩大会に全国から集まる