(2008年11月15日)

底辺拡大策を進める

埼玉県漢詩連盟
事務局長  木下文男

昨年11月24日に各位のご協力の下に創立して約十ヵ月を経過しようとしている。

活動の基本は、総会において承認いただいた事業計画に沿って活動しております。初年度は、連盟会報の発行を3月に実行し、5月中ごろに石川岳堂先生ご夫妻のご参加を賜り吟行会を東松山の吉見百穴公園で挙行、さらに懇親会(会場は、連盟顧問嵩海雄先生宅。了善寺のご協力を戴いた)を行った。

連盟では、特に初心者の方々の発表の場という視点から、誌上漢詩展と称して会報を7月に発行、会員の方々から34首の投稿を戴き創刊号を発行した。また中国歴史に興味を有する方、漢詩創作に典故として活用しようとお考えの中級以上の方むけに中国古典講座史記を読むと称し、埼玉県教育庁の後援を得、開始、既に半年を経過した。(講師藤井会長)

さて、各連盟での統一課題とも言われる漢詩の効用を如何にアピールし漢詩愛好者を拡げるかのテーマに対応・取り組みを行っている。先ず、所沢グループ(佐久間連盟顧問中心に)は、唐代の漢詩を読み、解釈そして漢詩を創作する活動を永年続けて来られ現在、十三名の大所帯へと成長しつつある。

さいたま市(堀田、松本理事中心に)一緒に漢詩に親しむと称し、13・4名の参加者で4月より実施している。川越市(伊藤露堂先生中心に)書塾に集まる小学生の児童さんに初歩的な漢詩創りの手ほどきを書道教育の傍らで指導し、中には漢詩創作をする児童さんも現れつつあるとの報、将来大変に楽しみである。

新座市では(増田常任理事中心に)漢文の訓読法の理解から漢詩の基本的規則、組み立て方を解説し、現在漢詩の一句作りの段階で十名の参加者で継続している。

以上の如く漢詩愛好者の底辺拡大策一歩一歩であるが着実に進めている。他の市においてその機運が広まることを期待してやまない。更に全連盟の共通テーマとも言える小・中学生への問いかけを如何に取り組むかの模索と挑戦してゆく機運を逃してはならない。



吉見百穴公園吟行会後の懇親会